活動報告
日本自然保護大賞2023の授賞式および記念シンポジウムをダミーテキストで開催しました。
まず、全国から応募いただいた団体・グループ・個人の方々に 深く感謝いたします。
今回は、前年より多い87 件の応募がありました。初めて応募された団体が多く、企業のチャレンジも多く見られました。一方、長年活動を続けて来られた実績のある団体の応募もあり、コロナ禍の下での停滞を経て、活動は多様な方向へと拡がっています。選考の基準としては、地域制、継続性、先進性、協働性をポイントとしてあげ、各選考委員の評価を持ち寄って、全員で議論して決めました。毎回のことですが、どの団体の活動も,熱意に溢れ、また、それぞれの地域における課題・問題に真摯に取り組もうとする姿勢が見られ、決定までには多くの議論が必要でした。今回、3年ぶりに「沼田眞賞」を差し上げることができたことも選考委員会としては嬉しいことでした。
今後応募される方に、一言、申し上げれば、自然保護活動は、自然という人間の生活と比べて格段に長い時間の「ものさし」で変化していくものを相手にしていることから、活動にも「継続性」が求められると思います。従って、始めたばかりの活動については、それを補って余りある先進性や将来性が求められることになります。この点を十分にご理解の上、応募していただければと思います。また、多くの活動がフィールドで行われるものであるにもかかわらず、現地に伺うことなく審査しなければならないという根本的な悩みを抱えつつ選考委員は選考を行っています。その点にも是非ご配慮いただき、フィールドでの活動が容易に想像できるような記述を是非お願いいたします。

写真説明:地元地域の児童参加の自然観察会/里地里山の風景(在来種から構成される生態系を再生し、環境学習や研究に活用している)/侵略的外来生物の抜き取り・排除(セイタカアワダチソウの防除作業、ウシガエル)