活動報告
【日本自然保護大賞 2025】
大賞/教育普及部門「東芝ライテック株式会社 今治事業所」の授賞セレモニーを開催しました。

自然保護と生物多様性保全に日本で最も貢献した取り組みを表彰する「日本自然保護大賞2025」は、今回で11回目。前身の沼田眞賞から数えると24回目の開催となりました。全国から72件の応募をいただき、3つの部門の大賞と、特別賞として沼田眞賞、選考委員特別賞の授賞者が決まりました。受賞者への授賞セレモニーは、受賞団体の地域を訪問して開催しています。
2025年11月12日(水)、愛媛県今治市の東芝ライテック株式会社今治事業所にて、「日本自然保護大賞2025」教育普及部門の大賞を受賞した「東芝ライテック株式会社今治事業所」(愛媛県)の授賞セレモニーを開催しました。
東芝ライテック株式会社今治事業所は、「地域連携による希少種保護活動から環境教育」というテーマで教育普及部門の大賞を受賞。同事業所は、今治市織田ケ浜を中心として、希少動植物の調査・保護活動を2010年から継続して取り組み、効果をあげています。特に、環境省や愛知県、今治市といった行政をはじめ、地域の専門家や関連会社、地元住民、小中学校の生徒などと幅広い連携体制をつくりあげ、これまでに延べ1,500名以上の参加者とともに、発展的に活動を継続してきた点が評価されました。小中学生と動植物マップを作る活動や、海岸の清掃などを通じて、環境教育やコミュニケーションを通して波及力の高い活動を維持しています。
授賞セレモニーでは、選考委員の中静透氏(国立研究開発法人森林研究・整備機構理事長、森林総合研究所所長)より、講評と賞状・盾が授与されました。


同事業所を代表して越智秀信氏から、2010年に従業員の環境教育の一環として事業所構内の植物調査を実施したことをきっかけに、2012年には地元NPO森からつづく道の小澤潤氏の協力を得て、生物多様性保全の取り組みへと発展していった経緯が紹介されました。その後、愛媛県生物多様性センターや地元自治会、さらに地元の富田小学校とも連携し、織田ヶ浜に生育する希少植物ウンランの保護活動をはじめ、さまざまな取り組みへと広がり、継続してきたことが発表されました。


その後、富田小学校の5年生9名が「私たちのじまん~織田ヶ浜~」と題して、織田ヶ浜の自然環境の特徴や同事業所と一緒に行ってきた活動などを、歌やクイズを織り交ぜながら発表してくださいました。



同事業所と協力している愛媛県生物多様性センター、四国EPO、今治市環境政策課からの挨拶の後、長年の協力者である「NPO森からつづく道」の小澤潤氏より、織田ヶ浜をはじめとした今治市の海岸の特徴について解説があり、あわせて同事業所とのこれまでの活動が紹介されました。小澤氏は自然観察指導員でもあり、長年にわたり今治市の海岸保全活動に携わってこられた方で、地域で保全活動を進める中で、同事業所の取り組みがいかに大きな支えとなっているか、その意義と価値についても語られました。


最後に、同事業所事業所長の宇高裕幸氏より挨拶をいただき、セレモニーは閉会となりた。
授賞セレモニーの前には、同事業所の皆様と小澤氏に活動地である織田が浜を案内いただきました。
瀬戸内の白砂が弓のようにひろがる織田が浜。小澤さんによると、ここにもかつては埋め立ての計画があり一部は埋め立てが進んだものの、地元市民の皆さんのはたらきかけで多くの自然海岸が残されたそうです。しかし、市民だけの保全活動に難しさを感じていたところ、東芝ライテックさんが活動を開始してくださり、関係者を広げながら継続いただけて本当によかったとのこと。いろいろな人の手を経て地域の自然が次の時代に引き継がれていく、そんな素敵な姿を垣間見せていただきました。





東芝ライテック株式会社今治事業所の皆様、これからも多くの方と一緒に活動を頑張ってください。応援しています!





